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2022.08.30

【実施報告】青色探偵団「海に住む微生物がつくるフィコシアニンの色素等を使い、オリジナルスイーツをつくろう!」を実施しました@8/21 オンライン

フィコラボは、2022年8月21日(日)に、小中学生の才能発掘研究所 NEST LAB.と協力し、夏の特別講座「青色探偵団 海に住む微生物がつくるフィコシアニンの色素等を使い、オリジナルスイーツをつくろう!」を実施しました。当日は、小学校3年生から中学3年生までの生徒総勢38名が全国から参加しました。

 本特別講座では、参加した生徒たちが青色探偵団となって、手元に用意された異なる3つの青色の材料から、青色天然色素である「フィコシアニン」を探し当てることに挑戦しました。

<異なる3つの青色の材料>

フィコシアニン水に可溶、紫外線で蛍光、タンパク質
ウルトラマリンブルー水に不溶、顔料、酸と混ぜるのはNG
ブリリアントブルー水に可溶、食紅、青色一号

 実験では、3種類の青色の材料の見た目の観察、可溶性・不溶性の調査、紫外線を当てた時の反応、レモン水を入れた時の変化を調べていきました。フィコシアニンを探しだした後には、食用のフィコシアニン(リナブルー)を用いて、オリジナルシャーベットづくりも行いました。

フィコシアニンは30億年前から生息していると言われているスピルリナからとれる天然色素になります。紫外線を当てると赤色の蛍光を発するなど面白い特徴があります。また、最近では人工サンゴ礁をつくりだすことに挑戦するイノカが、フィコシアニンがサンゴ礁に与える効果に関する研究を開始しています。特別講座の最後には、イノカの竹内さんによる特別講演も実施しました。フィコラボでは、フィコシアニンに関する最先端の研究や、夏の自由研究テーマについても掲載していますので、ぜひご覧ください。

<当日の様子>

3種類の青色の粉に対して、水の可溶性の調査をしました!
色がどのようにして作られているのかについても学びました!
イノカの竹内さんによる特別講演!フィコシアニンとサンゴとの関係に関する研究についてもお話してもらいました!

フィコシアニンを使ったオリジナルシャーベットと一緒に記念撮影!

<参加者の声(一部)>

・大変良いプログラムでした。ありがとうございました。夏休みの自由研究の題材にさせて頂くことができました。
・色や状態やにおいなど、変化がたくさんあって面白かったです。
沖縄の海が好きですが、サンゴのこともとても勉強になりましたが、心配になりました。
・子供は楽しんでました、ありがとうございます。

さらに研究を進めていきたい人のために、夏の自由研究テーマについても掲載していますので、ぜひご覧ください。

【小中学生向け】フィコシアニンを使った夏の自由研究はこちら